七十郎蝦夷日記 =やっぱり冬は嫌い=

七十郎です。50代のしょぼくれたおっさんです。基本、出不精+現在、単身赴任中なのでそんなにネタはありません。

2012.1月に読んだ本

寝る部屋の環境が変わってしまったため、あまり眠る前に読書が出来なくなりました。ちなみに、今月もデータベースから紹介文を拝借しました(汗)。
特異家出人「特異家出人」 笹本稜平:有村礼次郎という資産家老人が失踪した。警視庁捜査一課の堂園晶彦は、自身の祖父と有村老人が県立鹿児島第一中学校で同級生だったことを知る。有村の拉致には、彼と堂園の祖父の過去が大きく関わっていた。---普通に考えて現在同じような事件が起こっても捜査対象となる「特異家出人」扱いになるのかなって感想からスタート。結局、最後まで主人公の刑事と話が繋がりっぱなしだったなぁ。まあ、さくっと読むだけなら自分に合っているとは思う。
禁断 横浜みなとみらい署暴対係「禁断 横浜みなとみらい署暴対係」 今野 敏:大学生がヘロイン中毒死した。暴力団との繋がりを追う諸橋班。それを嘲笑うかのように、事件を追っていた新聞記者、さらには暴力団構成員までが次々と本牧埠頭に死体で浮かぶ。ハマの用心棒再び。---最初の感想は、「あ、これ読んだことある」でした。この発言何回もしてるなぁとかクドイところもあるけど、脇役なんかもしっかりしているし、悪くはない。あと、中国武装警察とか話デカすぎって感もあったな。
シーセッド・ヒーセッド (講談社文庫)「シーセッド・ヒーセッド」 柴田よしき:次々と持ち込まれる面倒な事件…ストーカーの脅迫、捨て子の赤ん坊、消えたダイヤモンド、大学教授のスキャンダルなど、絡みあう謎を解きほぐすうちに、立ち現れる意外な真相とは---さかのぼり中の元刑事で保育園長の傍ら探偵業を営む花咲慎一郎のシリーズ3作目?。本作は脇役どころでは山内練ばかり登場していたような感じ。3つの短編?中編が読みやすくていいな。今回はどれもあっさり解決しちゃった感もあったけど。
ワーキングガール・ウォーズワーキングガール・ウォーズ」 柴田よしき: 三十七歳、未婚、入社十四年と十ヵ月。だけど、それがどうした? 総合音楽企業の企画部係長・墨田翔子。仕事は出来る。収入もそこそこ。でも対人関係はちょっと……。仕事に疲れ、ある日ふと思い立ったオーストラリア旅行。そこで出会った二人の女性との奇妙な友情を力にして、翔子は、オフィスに渦巻く悪意や嫉妬と闘いつづける。---女性が読めば、うん、そうそう!って感じなのだろうか。女性のリアルな本音と弱音とあったが、その部分は私にはよくわからんが、面白かったですよ。
やぶへび (100周年書き下ろし)「やぶへび」」 大沢在昌:元刑事・甲賀悟郎に「奥さんを保護しました…」という警察からの電話。借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという…嗚呼。初対面の“夫婦”が巻き込まれる、とんでもない事態。---大沢さんの作品って主役がカッチョイ〜って思うものが多いんだけど、この作品ではなんか情けない人物が主人公。色々と事件に巻き込まれていくので一気に読んでしまいましたわ。あと、この中国人女性となら結婚してもいいかなって思いました(笑)
灰の旋律「灰の旋律」 堂場瞬一:神奈川県警を辞し、探偵事務所の看板を掲げた真崎薫のもとに、酔いどれの音楽プロデューサーを捜して欲しいとレコード会社の中山秋穂が訪ねてくる。プロデューサーを探し出すも、一世を風靡したロッカーたちを切り裂く一発の銃声。みたび猟犬が横浜を奔り、音楽業界の闇に迫る。---ははは、これも読んだことあった。音楽プロデューサーは仕事ができる酔っ払いという憎めない存在に仕上げているが、若者には理解できるのであろうか、その感覚。感想としては、エンディングが結局なんでそうなるのかなぁ、ん?って感じが残った。