七十郎蝦夷日記 =やっぱり冬は嫌い=

七十郎です。50代のしょぼくれたおっさんです。基本、出不精+現在、単身赴任中なのでそんなにネタはありません。

2011.12月に読んだ本

内容をまとめるのが面倒なので、結構データベースから紹介文を拝借した(汗)。
県庁おもてなし課「県庁おもてなし課」 有川 浩:とある県庁に突如生まれた「おもてなし課」に所属することになった主人公。お役所仕事と民間感覚のはざまで揺れ動きながらも地方活性にかける苦くも輝かしい日々。---市の図書館に予約するも延々待たされた本だが、職場の図書館にあって、すぐに借りられた。有川さんらしいタッチで非常によかったと思う。

カッコウの卵は誰のもの「カッコウの卵は誰のもの」 東野圭吾:父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと。しかし、父には、どうしても知られたくない秘密があった。---予想していた結末より、もうひとひねりあった。このあたり、東野さんのはハズレがなく楽しめますね。
ドント・ストップ・ザ・ダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」 柴田よしき:幼な子を置き去りにするな!暴行されて昏睡状態に陥った男は、にこにこ園の園児の父親だった。花咲は失踪したその妻の行方を追う…。ひとつの「計画」に、振り回される未来とは!?ハナちゃんの命懸けの追跡行が、あばきだす真実とは?---元刑事で保育園長の傍ら探偵業を営む花咲慎一郎のシリーズの最新作なのかな。面白かった。なんか最近女性の著作のほうがハマるなぁ。写真を見る限り柴田さんの作る弁当も美味しそうだし(^^;;
ア・ソング・フォー・ユー「ア・ソング・フォー・ユー」 柴田よしき:呪いの藁人形、捨てられた赤ん坊、骨折した靴磨き、逃げたインコ、殴られたゲーセン景品売り、消えた骨壷。絡み合う謎を解きほぐすその探偵は、絶望の淵にいる子を決して見捨てない。弱く哀しい人間への優しい眼差しが注がれた連作ミステリー。---花咲慎一郎シリーズさかのぼり中(笑)ドント〜は長編だったけど、こちらは短編集。区切りをつけて読めるので短編もいいよね。
素行調査官 (光文社文庫)「素行調査官」 笹本稜平:私立探偵を経て、特別捜査官として警視庁に入庁した変り種が主人公。警務部人事一課監察係で、警察官の不品行や不正を取り締まるのが仕事。---素行調査官って何よ?官だからお役所だよなって疑問から借りたもの。ストーリー的にはありがちなのだが、主人公の警察らしからぬところがそれをカバーしており、まずまず読みごたえがあった。
猫は忘れない (ハヤカワ・ミステリワールド)「猫は忘れない」 東 直己:知り合いのスナックママ、ミーナから、旅行中の飼い猫の世話を頼まれた“俺”は、餌やりに訪れたマンションで、変わり果てた姿となった彼女を発見する。ミーナの仇を取るためにススキノの街を走り抜ける。ススキノ探偵シリーズ第12作。---一気に読んじまったぜ、久々の探偵シリーズ。ま、犯人の予想は最初っからついてたけど、こんなことは、まぁ、自分的にはどうでもいいことだ(笑)
絆回廊 新宿鮫?「絆回廊 新宿鮫X」 大沢在昌:やくざも恐れる伝説的アウトローが「警察官を殺す」との情念を胸に22年の長期刑を終え新宿に帰ってきた。その大男を阻止すべく捜査を開始した新宿署刑事・鮫島。---久々の新宿鮫シリーズです。よかった、だが、今後このシリーズがどうなっていくのか、もしかして今回で最後?って感じもしちゃったな。